1962-03-29 第40回国会 参議院 予算委員会 第21号
現在の普及状況は小学校で完全給食が六二・二%、補助給食が五・八%の計七〇%で、中学校については完全給食九%、補助給食三・七%、計一二・七%となっているが、一般に農村の小中学に伸びない傾向があるので、ミルクの奨励に重点をおいて、農村に比較的乏しい蛋白質給源を補給することによって、この方面における普及度を高めたいと考えている。
現在の普及状況は小学校で完全給食が六二・二%、補助給食が五・八%の計七〇%で、中学校については完全給食九%、補助給食三・七%、計一二・七%となっているが、一般に農村の小中学に伸びない傾向があるので、ミルクの奨励に重点をおいて、農村に比較的乏しい蛋白質給源を補給することによって、この方面における普及度を高めたいと考えている。
と申しますのは、どうしても農村におきましては蛋白質給源をとることが少ないので、そういうところに特に学校給食を奨励することによって、学校給食の価値がなお一そう上がるのではないか、こういうことになるわけでございます。
ことに私どもといたしましては、できるだけ蛋白質給源をやるということは非常に必要な問題となっているのでございます、豚肉を学校給食に使うことは非常にいいことなんでございます。ただ問題は、価格の点と、それからなまの場合でございますとそれの配給の仕方というよな問題、そういうような技術的な問題が相当ございます。そういう点について相当に考慮いたさなければならないと思うのでございます。
しかし片方、食生活の改善という言葉よりも、むしろ生活水準の向上に伴い、それに供給すべき畜産製品その他の蛋白質給源というものがふえるに伴い、これは需要は伸びる。そこに私は農家の新しい所得を得る一つの業態の変化というものが出てくるわけだ。これはあまり米というやつにこだわらないで、農家をそこへ持っていって所得を上がる方法ができればいいのじゃないか。しかしこのことはなかなかむずかしい問題であります。
結局しわ寄せして来るのは飼料で、特に日本の国内でできる飼料でも蛋白質給源として大切な「ふすま」の確保については特に御注意、御留意願いたいと、こう思います。
従いまして公共性を持つているというこの一事をもつて、やはり鮮魚はなくてはならないもの、あるいは魚全体が蛋白質給源として日本の国民になければならないものだという観点において、最も安い運賃をもつて査定すべきであると私は考えます。山中君の質問に対しても下げる意思なし、北海道については貨物全体の運賃を下げる考えである。
国民食糧のうち蛋白質給源として漁業が我が産業中重要な位置を占めていることは御承知の通りであります。この漁業中、水揚高において六割乃至七割を占め、漁業経営体中九割以上を占めている中小漁業については、漁業の成績が天然現象に左右されがちであることと、その経営の零細性のために、従来からその金融難が叫ばれて参りましたことは申上げるまでもありません。
国民食糧のうち蛋白質給源として漁業がわが国産業中重要な地位を占めていることは、いまさら申し上げるまでもございません。この漁業のうち水揚高において六割ないし七割を占め、漁業経営体中九割以上を占めている中小漁業については、漁業の豊凶が天然現象に左右されがちであることと、その経営の零細性のために従来からその金融難が叫ばれて参りましたことは、各位の十分御承知の通りでございます。
国民食糧のうち蛋白質給源として漁業が我が国産業中重要な地位を占めていることは、今更申上げるまでもありません。この漁業のうち、水揚高において六割乃至七割を占め、漁業経営体中九割以上を占めている中小漁業については、漁業の豊凶が天然現象に左右され勝ちであることと、その経営の零細性のために従来からその金融難が叫ばれて参りましたことは、各位の十分御承知の通りであります。
われわれ漁民は終戦後食糧事情の緊迫している際、蛋白質給源の捕獲に細心の努力を拂つてやつて参つたのでございます。その間占領軍の指令によつて二十一年の八月周波の切りかえをさせられ、また翌二十二年の十二月に一部改正されました。次の二十三年三月には大島におけるローラン発信所の設置によりましてまた一部改造をされ、今日に至つたわけなのでございます。
私ども漁民は、終戦後食糧事情の緊迫した時、蛋白質給源の生産に血みどろになつて貢献し、そうして今日に及んで参りました。その間占領軍の指令によりまして、二十一年の八月に周波の切替えをさせられました。又翌二十二年の十二月に一部改正を又やられ、又大島のローラン発信所の設置によつて二十三年の三月に又もやいろいろ換えられると、一度ならずも二度三度、こうして周波数の切替え毎に自分どもの負担は加重されたのです。
米麦同様、むしろ日本におきましては、獣類の肉の蛋白質給源が少いために、四面環海の日本は水産物に蛋白質食糧を求める以外にないのであります。かような意味から行きますと、人の生命を保つ上から行きましても、また将来日本の国民の養成をするといたしましても、また十分なる活動を進めるといたしましても、蛋白質給源ほど重要な栄養になるものはない、私はかように考えるのであります。
ことに蛋白質給源は漁業のみでしておるような大事な産業であります。この産業に対して保險制度がない。一方に農業には農業保險法というものがあつて補償されておる。こうしたいわゆる片手落ちの政治となつておることは、まことに遺憾であります。
殊に「いも」類を奨励しますし、又粉食も奨励いたします関係上、脂肪というものがなければならんのでありまして、ただ、「いも」を食え、「パン」を食えと申しましても、これに相当の脂肪分をとらなければ本当の食糧とはならんのでありまして、今後畜産の方面或いは水産の方面から蛋白質給源を決めまして、そうして国民の生活を向上いたしたいと考えます。
そうしてこの有畜ならざるところの農業者をなくするという方針を先づ第一にやるということは、今お話のごとくに自家消費によつて、これらの蛋白質給源を求めるということが目的でありまして、彼の曾て奬励されたような酪農というようなことは、相当の市場を獲得して初めてこれが有利に展開するのであります。
又質の上から申しましても、外に蛋白質給源等の必要がありまして、栄養食糧の立場から日本が今まで戰前においては二千五百カロリーを標準とされておつたのでありますが、今千四、五百カロリーに制約されておるというような状態でありまして、これが一人前の国になつて、一人前の人間として国民として食べるようになると、どれだけの食糧が要るかという問題であります。
お話のように蛋白質給源を取つて、そしてりつぱな体に育てて行くということでなければならぬと思うのであります。しかし由来日本は穀物をあまり取り過ぎて、日本の相当年の行つておる者はみな、胃拡張になつて、胃袋がふくれ過ぎておるのであります。従つてやはり五合食わなければならない、百姓は一升も食わなければ食つたようにならないというように、質よりも量ということが、食生活の観念に今日までなつて来たのであります。
尚、水産については連合国の好意による漁区の拡張が認められ、漁獲高も漸次回復して参りましたが、今後におきましても、水産物が国民の蛋白質給源として最も重要であることに鑑み、特に水産資源の保持育成とその利用の高度化を推進して行きたいと考えるのであります。
夏堀委員が申されましたように、増発するとか、あるいは鉄道員諸君が、日本の食糧事情から、どうしてもこの鮮魚に蛋白質給源を求めなければならぬとするならば、われわれ国民全体の栄養は、一にかかつて輸送にあるのだ、こうした国家的大きな見地に立つて努力するならば、あえて私は指定列車というものを設けなくても、当然あるキロ数はある時間において到着すべき責任を持つてやらなければならぬものではなかろうかと、私はかように
今や食糧はやや緩和されたといえとも、まだ日本の蛋白質給源は必ずしも万全を期しておるとは申されませんと同時に、この戰爭中増産に寄與して來ましたところの漁民を、このまま放置するわけには絶対参らないと私は思つております。